「瑕疵」とは、その商品にあるべき当然の機能が備わっていない事を表します。簡単に言えば瑕疵とは「不完全」という意味で、瑕疵担保責任とは、家を買った後で、見えない不具合が後になって現れた時、買った本人はそれを知らなかった為、生活に支障が出たりした際に、売主に対して損害賠償請求が出来るというものです。
新築住宅のお引越しから10年間、構造耐力上主要部分と雨水の進入を防止する部分に瑕疵(欠陥)が発見された場合、住宅事業者は無料で補修します。補修費用等はまもりすまい保険がサポートします。
「まもりすまい保険」では、設計施工基準を定めています。また、保険に加入される住宅には、この基準に基づき、工事中に専門の検査員による現場検査が行われます。
(例)2階建ての場合の骨組み(小屋組、軸組、床組)等の構成
(例)2階建ての場合の骨組み(壁、床板)等の構成
配筋検査とは、基礎の鉄筋の太さや配置が図面通り組まれている否かの調査の事です。建物をしっかり支える為に必要なのが、足元の基礎コンクリート部分になりますが、この基礎コンクリートを固める前に、鉄筋の太さや配置が図面どおりに組まれているかを検査します。
保険の対象となる部分に瑕疵(欠陥)が生じた場合に、住宅事業者が倒産していたとしても、住宅取得者の皆さまは住宅保険機構から直接、保険金の支払いを受けられます。
住宅瑕疵担保
責任保険(1号)の場合
一戸建住宅 | 共同住宅等 | ||
1住宅当たり限度額 | 2,000万円 | 2,000万円 | |
調査費用 | 1住宅あたり/補修金額の10%または10万円のいずれか大きい額 ※ただし、調査費用の実額または50万円のうち小さい方を限度 |
1住棟あたり/補修金額の10%または10万円のいずれか大きい額 ※ただし、調査費用の実額または200万円のうち小さい方を限度 |
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仮住居・移転費用 | 1住宅あたり50万円 | 1住宅(1住戸)あたり50万円 |